家づくり用語 「上棟式」とは??
- 2019年05月06日
- ブログ
こんにちは!
オウルの家 二級建築士 兼 ハウスアドバイザー 齋藤光佑です。
10連休最終日を迎えました今日は「上棟式」についてアップします。
そもそも上棟式とは、日本で建物の新築の際に行われる祭祀です。棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいい、上棟式には神道様式や仏教様式があります。
竣工(しゅんこう)後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われます。
※竣工→建物が完成すること
式の方法や次第には神社の祭祀のような規定はなく、地域による差異もあります。
「屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うもの」
「祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行うもの」
「祭壇も祭祀も地上のもの」
の区別もあります。神社本庁では「諸祭式要鋼」で上棟式の基準を示しています。
3つも方法があります! オウルの家では安全面を考え、「祭壇も祭祀も地上のもの」で行っています。
しかも「祝詞」は社長が読み上げます!
それによれば、祭神は屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)および当地の産土神です。まず、他の祭祀と同様に修祓・降神・献饌・祝詞奏上が行われます。
※修祓(しゅうばつ)→みそぎはらいすること
※降神(こうしん)→神を招き寄せること
※献饌(けんせん)→神前にものを供えること
※祝詞奏上(のりとそうじょう)→祝詞を読み上げること
難しい言葉がいっぱいですね(;^ω^)
次に、上棟式特有の儀礼として、曳綱の儀(棟木を曳き上げる)、槌打の儀(棟木を棟に打ちつける)、 散餅銭の儀(餅や銭貨を撒く)が行われる。最後に、他の祭祀と同様に拝礼・撤饌・昇神・直会(なおらい)が行われます。
※曳綱の儀(ひきづなのぎ)、槌打の儀(つちうちのぎ)、散餅銭の儀(さんぺいせんのぎ)
※撤饌(てっせん)→神前の供え物をさげること
※昇神(しょうしん)→神様を見送ること
※直会(なおらい)→祭事が終わってから神酒(みき)・供物を下げていただく宴会。その下げた供物
さらに難しい* ・・・(o_ _)o
ちなみに、
建前、棟上とは普請(ふしん)を生業にする職人がいる地域では、棟梁(大工)が中心になり大工の作成した番付表(組み立て手順書の様な物)を見て鳶職(とびしょく)が軸組みの組み立てを行い一番高い棟木を設置する一連の作業を指します。その最後の作業からその後の儀式を上棟式、棟上式という。
これが名前の由来です。
※普請(ふしん)→建物を建築・修繕したりすること。
木造の建物では昔から行われていたが、最近では鉄筋コンクリート造のビルなどでも行われています。
柱などの主要な構造ができたタイミングで行われているそうです。
さぁ、気をとりなおして!
4月某日、お話をいただいたお客様の上棟式に行ってきました!!
(/^ー^)/”””パチパチ
着々と工事が進んでいます!
完成が楽しみです!
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ぜひ、「齋藤」についても知っていただければと思います(^▽^)/