住まいを所有する際のリスクとして、最も恐ろしいものの1つが火災。火災が起こってしまえば、全焼はしなくても修復が必要になりますし、最悪立て直す必要も出てきてしまいます。せっかく住宅を建てたのに、長い間住むことができなくなるというのは避けたいですよね。
そのリスクを軽減するのが火災保険です。
ここでは、この火災保険に加入するメリットやデメリット、支払う保険料などについてご紹介します。
火災保険は、実はさまざまな災害に備えられる保険です。
その名から想像されるのは火災の時のみに役立つもののように考えがちですが、実際には火災以外の水災や風災など、さまざまな災害でも適用される可能性があるものです。
また盗難のような人災にも適用されることがあるので、加入しておくと安心な保険であると言えるでしょう。
ですが、実際に加入した火災保険がどこまでの補償をしてくれるか、というのは保険商品によって異なります。また、どんな災害でも適用されるとは限らず、審査の結果保険が下りないということもあるため、契約の際には、保険の内容をよく確かめることが大切です。
火災保険への加入を迷う理由の1つとして挙げられるのは、加入者が支払う保険料ではないでしょうか?
保険料の相場は商品や契約内容によって異なるので、一概に高いかどうかは言えませんが、どの保険会社の火災保険でも、火災に強い物件を対象にするほど保険料が安くなります。
保険会社からすれば、火に強い物件ほど保険金を支払うリスクが低くなるというのがその理由です。商品によっては年間の保険料が2倍になるほど異なるケースもありますから、優れた住まいほど保険に入るのが容易と言えます。
もっとも、通常の物件でも5年や10年といった長期契約を結ぶことができれば、初期出費こそ大きいものの、割引の適用でお得な運用が可能です。リスクがある物件だからこそ、最初から長期契約を考えるのも手でしょう。
火災保険にはさまざまな特徴があります。いくつかは上でも触れてきましたが、主に考えられるメリットとデメリットを、ここでまとめてみましょう。
-火災保険のメリット
・火災以外のさまざまな災害に対応できる(地震は適応外)
・多くの保険会社が提供しているので自分にあうものを探せる
・保険の内容を取捨選択することで保険料をある程度調節できる
・保険会社によっては割引制度や特約などのオプションが豊富
・長期契約ならやむを得ない際の解約でも返戻金を受け取れる
-火災保険のデメリット
・一戸建ての場合、建物の補償まで含めるため保険料が高くなりがち
・住宅ローンを組む際に加入が義務付けられる可能性がある
・契約内容を把握していないと補償される範囲を理解しにくい
火災保険のメリットとしては、補償内容が幅広いことと、契約者自身でさまざまな保険を選べる選択肢の広さが挙げられます。一方で、地震は火災保険のみの契約ではカバーできないことや、幅広い補償内容ゆえに契約者自身が中身を把握しにくいことが考えられるのです。
オウルの家では調湿建材モイスを用い、地震や台風はもとより、火災にも強い住まいを実現しています。
ただ、そうした住まいの強さと保険の安心感は別です。快適な住まいで安心できる暮らしを得たいなら、火災保険への加入を考えてみるのはいかがでしょうか?