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住宅の防音対策はどうしたらいい?

住宅の防音対策はどうしたらいい?

日常生活のトラブルとして、よく挙げられるのが騒音。周囲からの騒音も気になるものですが、自分が他の部屋に聞こえるような騒音を出していないかと気にかける人もいるでしょう。
では、住まいを建てる際には、どのような防音対策を施せばいいのでしょうか。

防音対策をすると効果的な場所は?

現在の日本で住まいを建てるとき、外からの騒音や家の中の音が外に漏れるのを気にされる方は多いです。
家の中で音が出やすい場所、漏れやすい場所といえばどこでしょう?これは床、壁、窓の3つです。
ここにしっかりとした防音対策を施せば、防音効果は大きくアップしますので、それぞれの対策法についてご紹介していきます。

床への簡単な対策で見た目にも優れる部屋に
住まいで出る音はさまざまですが、とくに騒音と感じられるのは床の音。

とくに小さなお子さんがいる家庭では、お子さんが走り回る、飛び跳ねる音は家族でも気になりますよね。一戸建てなら音が聞こえるのはその部屋だけ、と思っていても、意外と他の部屋に響くこともあります。

そんな床の防音対策では、遮音性の高いフローリングを選ぶとかなり効果があります。
フローリングを利用できない部屋でも、防音カーペットを敷けば一定の効果がありますし、見た目の美しさにもこだわれるでしょう。防音カーペットならコストも安価で済みます。

壁の音は換気口などの開口部に注意
マンションやアパートなどの集合住宅ならともかく、一戸建ての壁の騒音というのは考えにくいかもしれません。
ただ換気口や換気扇など、開口部からの音がうるさいという可能性はあります。
とくに隣家との距離が近いと、換気扇から漏れる音などは騒音に感じられるものです。

もし、換気扇などの開口部が騒音になる可能性が高いと考えるのであれば、最初から防音効果が高いものを選びましょう。壁そのものも防湿遮音シートなど、防音効果が望める素材を使えばかなり音は防げます。外部からの騒音も防げれば一石二鳥ですよね。
ただ、壁も開口部も、住まいを建ててからのリフォームはかなり大変なので、建てる時点で取り入れてしまうという方が簡単です。

外部からの騒音をシャットアウトできる窓に
住まいの中で最も音が出入りするかと言えば、やはり窓です。
外部の人の声や車の音などがうるさく聞こえるのも困りますが、自分の日常生活の音が漏れるのも避けたいものです。そのため窓の防音対策は住まいを建てるうえでとても重要なポイントとなります。

窓の防音対策の基本となるのは、窓の構造による防音効果です。
防音ガラスや二重サッシなどを最初から選んでおけば、音の心配がかなり軽減される快適な住まいになります。また、特殊な加工をした遮音カーテンもあり、防音ガラスと組み合わせることで、より確実に防音効果を期待できるでしょう。

リフォームで対策するより最初からきちんと防音を
こうした防音対策で気になるのは費用の問題です。
もし、リフォームをする際に防音対策もするというなら、建材の手配や施工費などで、数十万円単位の見積もりとなるでしょう。フローリングの張り替えとなればさらに高額となるでしょう。
そう考えると、やはり防音対策は住まいを建てる際にきちんと済ませておくことが重要です。

もちろん、新築の場合でも通常の建材で建てるよりはコストは増えますが、リフォームをする手間を考えると、やはり新築時に防音対策をプランに盛り込んでおくのが、もっともお得になります。

まとめ

騒音の問題は、住んでみてからでないとわからない部分もあります。
ですが、周辺環境や家族の年齢などからある程度は予測が可能です。決めることがたくさんある新築時ですが、騒音対策も忘れずに盛り込むようにしましょう。

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