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持ち家と賃貸ではどっちがお得?

持ち家と賃貸ではどっちがお得?

自分の住まいを考えるとき、多くの人が悩むのが、持ち家と賃貸のどちらにするかという選択です。
持ち家と賃貸にはそれぞれの特性があるため、今はお金がないから賃貸で、と簡単に決めてしまうのはよくありません。将来のプランや出費のことまできちんと考え、どちらが自分に合うのかの見極めが必要です。

持ち家と賃貸の契約時にかかる諸費用

まずは持ち家と賃貸のどちらが良いのかを比べるために、住まい選びから居住後の出費まで、段階を追ってみてみましょう。

まず、住まいを選び、契約する段階の出費です。
当然、住まいを持つとなると相当な出費になります。一般的には、住宅ローンの頭金は全額の2割ほど用意するといいとされますが、物件以外にも手数料などの諸費用が物件価格の約5%程度かかります。
たとえば2,000万円の住まいを買う場合は、頭金で200万円程度、諸費用でも100万円程度は用意をした方が良いということになります。
一方の賃貸では、敷金や礼金、手数料などを払います。
業者によっては数か月分の家賃や家財保険料などが別途かかることもありますが、それでも家賃6万円程度の賃貸物件なら初期費用は30万円以下で済むはずです。

持ち家と賃貸の維持費

持ち家か賃貸か、どちらに住んでも入居中の出費はあります。
持ち家の場合、最も大変なのは住宅ローンでしょう。毎月の返済があり、さらには固定資産税や都市計画税などの支払いもあります。これに加え、維持修繕費の蓄えも考えたほうがいいでしょう。

では賃貸なら楽かと言えば、そうでもありません。
賃貸は基本的に家賃の支払いがあり、あとは数年単位で更新費用がかかります。さらに、家賃の支払いはローンと違って終わることがなく、契約する限り支払い続けます。

持ち家はローンを完済すれば負担は相当楽になるため、定年後に収入が減った場合でも生活が苦しくなってしまうということは少ないです。

メリット・デメリット

持ち家のメリット・デメリット
持ち家は初期費用もかかりますし、ローンを組めば入居後の出費もあります。

老後を考えると多くの方は定年前後に住宅ローンが終わり、その後の住まいに対する出費に大きな差がでます。仮に定年後に平均年齢までアパートに住み続けると月々5万円の家賃の場合、15年間で900万円も出費があり少ない年金では大変な思いをしてしまいます。
もちろん、賃貸に比べよりカスタマイズがしやすく、長く暮らしていけるという点も、持ち家ならではのメリットとなります。

一方で、家族が増えることなど、環境の変化によるリスクを考える必要はあります。もちろん、維持費用などもかかるため、そうしたデメリットのことまでしっかりと考えておくことが、持ち家の場合は必須となります。

賃貸のメリット・デメリット
賃貸物件は契約段階での初期費用が安く、引越ししたいときには持家よりずっと簡単に実行できます。
ライフスタイルが変化しても、状況に即した住まいを見つけられるという点は、賃貸の一番のメリットとなるでしょう。

その反面、賃貸ならお金のリスクが少ないというわけでもありません。生活のグレードを維持するには一定の家賃を毎月支払わなければならず、貸主の都合で契約を更新してもらえないといった、不意のリスクもあります。
引っ越すにしても理想の賃貸物件が常にあるとも限りませんから、持ち家に比べ安定性に欠けるというデメリットはあるのです。
さらに、借りている部屋のため不便さを感じた時にすぐに対応できないということもあります。
どれだけ家賃を払い続けても、その家が自分のものになることはないため、将来に不安が残るといった点はどうしても存在するでしょう。

まとめ

賃貸で支払う家賃はアパートオーナーや不動産会社に支払うだけで自分の財産にならないお金です。
一方で持ち家は月々のローン支払いは同様にありますが自分の財産になります。それだけでも家賃を支払うよりも良い選択なのではないでしょうか。
さらに家賃により幅はありますが、賃貸物件よりも広い家で暮らせることができます。賃貸物件の場合性能が低めになっていることがあるため、より暖かい家に住むことができます。
住み替えやすさを重視して賃貸を選ぶという選択肢もありますが、総合的には持ち家の方が勝っているといえそうです。

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