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家の収納の考え方

家の収納の考え方

新しい家に住む場合、「片付けがしづらく、ごちゃごちゃした家」と「片付けがしやすく、すっきりした家」のどちらに住みたいかというと、すっきりとした家で暮らしたいと思う方がほとんどではないでしょうか?
すっきりした家を作るなら欠かせない収納のスペースですが、ただ広いだけのスペースを作るだけではきれいに収納することはできません。
今回は収納スペースを考える上で重要になるポイントを押さえていきましょう。

収納スペースの目安は?

どんな住まいでも収納スペースの確保は必須ですが、具体的な広さはどのくらいが適正なのでしょうか。

住まいに関する業者やプロの方が考える収納スペースの広さは、総床面積のうち一戸建てなら1割前後と言われています。納戸やクローゼットなどで、大まかに屋内の1割分確保しておく、と考えればいいでしょう。

とは言え、実際の収納を作る場合には、ただ単にスペースを確保すればいいというわけではありません。
そのスペースに何をどうやって収納するか、どのくらいの量の荷物を収めるかということも考えておく必要があるのです。また、収納スペース以外にも収納ができる場も有効活用すると、より収納量を増やすことができます。

あると便利な収納の場として使える空きスペース

前述したように、収納スペースは総床面積の1割前後が適正と言われています。
とは言え、ここで言う収納スペースとは納戸やクローゼットなど、最初から収納スペースとして設けられた部分であり、その他の部分を含みません。
つまり、階段下の空きスペースや玄関脇の小さなクローゼットなど、活用できる部分は多数あるのです。そうした部分を活用すれば、実質的な収納スペースはもっと広がるでしょう。

ですが、空いているからと言ってどんどん物を置いてしまうと、そこが雑然としてしまい、本末転倒となりかねません。物を置いていい場所とそうでない場所の区別をきちんとつけましょう。

例えばリビングは家族みんなが過ごす時間が長い場所なので、ついつい色々な物を置いてしまい、いつも散らかっているということになりがちです。
テレビの下のラックや壁面の収納スペースなど、決まった収納場所以外に別の物を置くことは、家族全員でしないよう気を付けましょう。
同様に、寝室も緊急時の避難などを考えると、床まわりにはなるべく物を置きたくない場所です。
クローゼットやベッド下のスペース以外に物や家具を置かず、動けるスペースを確保するようにしましょう。

収納のコツは取り出すことと戻すことを想定すること

収納スペースも大事ですが、そこに何をどうしまうかという収納の仕方もとても大事です。

収納というと、とにかく物を詰め込めばいい、片づけてしまえばそれでOKと考えがちです。
ですが、実はこれが一番の誤りで、収納で重要なのは、楽にしまえて、楽に取り出せるということなのです。
クローゼットで言えば、毎日着替える下着や靴下、バッグなどは手前にしまい、すぐに出し入れができるようにすると便利です。
逆にシーズンオフの衣類や、ひな人形やクリスマスツリーなどの季節ものは奥の方に、中身がわかるようラベルを付けてしまっておけば、日常生活では邪魔になりません。

奥行きのある納戸やクローゼットはこのような工夫をすることで、収納の動線が短くなり、より使いやすい収納スペースにすることができます。

まとめ

収納スペースはただ広ければよいというものではありません。
荷物の適正量を見極めることも大事ですが、スムーズに出し入れができるようにしまっておくという、収納の仕方も大事です。
逆に言えば、決して広くないスペースでも収納のやり方次第では十分な収納をすることができ、すっきりとした家を実現させることも可能です。

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